フジツボは食べると美味しい!!見た目からは想像もできない味

フジツボを食べる

堤防やテトラポットや磯遊びなど、海に行けばどこかしらにくっついているあの「フジツボ」。カメやクジラにくっ付いているイメージがあるかもしれないですね。

大きいのから小さいのまでじっくり見ると色々といますけど、あれって食べれるって知っていました??

しかも意外な高級食材なんです‼️

フジツボを食べる!!

見た目ではどこを食べるの??
といった感じですが、殻の中の身を食べることができます。

でも、美味しいの??って思いますよね。

フジツボはどんな味

気になる味ですけど、フジツボは種類としては『甲殻類』なので、表現するならエビやカニ、もしくはシャコに近い味と言えば伝わるでしょうか。

磯の香りがしていて、濃縮された独特の風味。そして、甲殻類特有のあの甘み!!
でも、食感は貝類に近い感じでしっかりとしていんです。

人によっては、甲殻類最高の味がするとまで言う人も。

貝類や甲殻類が好きな人にはピッタリくる濃い味で、美味しい!!と絶賛されています。また、珍味としても親しまれていて、お酒のアテに最高な相性です。

フジツボの食べ方

殻の中に入っている中身を食べます。
なので、殻から出さないと食べれません。

新鮮なものなら、先によく洗ってから殻を割って刺身でもありですよ。
ただ、割るにしても海岸や磯などでフジツボを踏んで足を切ったりするほど固いです!!

貝類のように、10分ほど茹でれば身が小さくなるので、ピンセットなどで上手にすれば引っ張り出すこともできます。
出ない時には、入口部分を少し割るしかないですね。

殻と三角型の蓋の部分は固くて食べる物ではないです。
触手も食べることができるのですが、触感がシャリシャリな感じなので好みによりますね。

にしても、殻から出すと気づくと思いますけど、見た目の割には食べるところは本当に少しだけなんです…

・殻を割るか、茹でて引っ張り出せれば最高。
・食べれるのは触手と中身で凄く量が少ない。

フジツボ料理

食べ方といってもそれほどレパートリーの広いものでもないです。

「フジツボレシピ」

・刺身
・塩ゆで
・酒蒸し
・みそ汁
・焼く
・パイラ・マリーナ(魚介類とスパイスの煮込み料理)
・出汁を活かして、鍋に入れてもいいかも!!

とりあえず、出汁が濃厚なので茹でた場合は活用しない手はないです。

味を堪能するために、凝った料理よりもシンプルに料理した方が、本来の味を楽しむことをおススメします。

海外ではフジツボ料理は普通

海外では、フジツボはごく当たり前の食材だったりします。

フジツボの種類に登場している「ピコロコ」は、南米チリで楽しまれている大きいものだと30センチを超えるBIGフジツボ。
エビやムール貝、ウニ等と一緒にごく自然に市場で並んでいるので簡単に手に入る食材みたいです。そして、オシャレに調理されるんですね 。

日本でもお店で、フジツボ料理を楽しんでいる方はたくさんいるんですよねぇ~

フジツボを食べも危険はないのか

フジツボは安全

フジツボが食べれる食材でとても美味しいものだとしても、やはりあの見た目から食べても危険はないのか気になりますよね。

あるとしたら、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。

寄生虫はいる?

魚ではサバやイカなどにつく寄生虫で、「アニサキス」が有名ですよね。
もしも、気付かずに食べてしまうと激痛に苦しむことになります。

では、フジツボはどうなのかと言うと、甲殻類なので寄生されるというよりも寄生する側の生き物です。亀の甲羅や、クジラに寄生しているので有名ですからね。

ただ、生ものなので鮮度が悪いと食中毒になる可能性があるので注意しましょう。

アレルギーはあるの?

フジツボアレルギーがあるというよりも、甲殻類アレルギーがある人は食べたらアウトです。

フジツボは、味もエビ、カニ、シャコなどに似ているように、ああ見えて貝類ではなくて甲殻類なので、エビ、カニ、シャコと同じアレルゲンの『トロポミオシン』によってアレルギー反応を起こしてしまうのです。

甲殻類アレルギーがある人が食べると蕁麻疹(じんましん)や、ひどい人だと呼吸困難などの命に関わる症状がでる可能性があるので要注意です。

フジツボの都市伝説

フジツボの都市伝説

「夏に海に遊びに行っていた時のこと、はしゃいでいたら転んでしまい膝を擦りむいてしまった。そしてあくる日、膝に痛みがあるので病院に行ってレントゲンを撮ると、膝の皿の部分にフジツボがびっしりと付いていた…」

といった感じの都市伝説があるのですが、単純にフジツボは人間の身体の中に寄生するのか??という疑問が時おり話題になります。

本当にフジツボは身体の中に侵入して成長していくなんてことはあり得るのでしょう?

まず、あり得ません。

アニサキスのような寄生虫でも、人間の体内では生活環境が合わないため数日で死んでしまうのと同じです。

フジツボが、寄生先を探して生活をしているからといっても、何かの体内に寄生する生き物ではないですからね。

海水と血液との塩分濃度の違いによる浸透圧の問題や、たくさんの酸素を必要とするフジツボが人間の体内の中の限られて酸素で生活できるわけがないですし。

さらに、エサとなるプランクトンがいなければあっという間に餓死してしまうので、明らかな間違いなのでご安心を。

フジツボを手に入れるには

「そんなに美味しいで有名なフジツボなら是非食べてみたい!!」と思った時に、手に入れるためにはどうすればいいのでしょうか。

場所によっては、「道の駅」などの特産品売り場や、一部のスーパーや市場で手に入ったりしますが、そうそうスーパーではお目にかかることはまずないですよね。

では、どうやって手に入ればいいんでしょう。

どこで取れるのか

単純に海に行けば大体どこかしらにフジツボはついています。
でも、よく見かけるフジツボって凄く小さいですよね。

これは、海で実際に見つけたフジツボなんですが、なかなかこのサイズってあまり見かけませんよね。

↓↓↓

大きなフジツボ

これは、普通に見かけるフジツボの何倍もあるサイズだったので、10円玉と比較しましたけど、大きいものは10円玉の2倍はある大きさです!!
確かに、よく見かけるサイズでは食べる所が無いに等しいけど、これだけのサイズがあればしっかりと食べて味わえるだけの身はあるはず…

しかし!!

残念なことに、今回発見したこのフジツボは、殻の空のすっからかんです…
なので、実際の味を楽しむことは叶わなかったのです。

実は、フジツボは結構種類がいる生き物なんですよ。

フジツボの種類をざっくりあげると、「イワフジツボ」「クロフジツボ」「チシマフジツボ」「ミネフジツボ」「サンカクフジツボ」「アメリカフジツボ」「シロスジフジツボ」「ピコロコ」「アカフジツボ」「オオアカフジツボ」がざっくりとした種類です。

ちなみに、さっき載せた写真のフジツボは「アカフジツボ」でした。
海でよく見かけるのは小さなフジツボはに「クロフジツボ」なので、いくら待っても大きくなる種類ではないですから足しげく通っても無駄なので注意してくださいね。

食用として最もメジャーなのは「ミネフジツボ」なんですが、青森県ではひと昔前まで当たり前のようにそこら辺にいたのを食べていたそうです。

しかし、乱獲されてしまい今では養殖されているものの、その量は限られているのでいまでは「幻の食材」の高級食材の一つとされているほどに…

つまり、食用サイズのフジツボを海を探しに行ってもそうそう手に入るものではないんですね。

残念…

食用をネット通販で買う

食用のフジツボは、ネット通販で手に入れることができます。
楽天市場やAmazonといったネットショップでは時期によってはあったりなかったりしています。

フジツボの量は、養殖でもかなり成長に時間がかかるので、手に入れられるお店は限られているのです。
そのため、価格はなんと!!キロ7000円が相場!!
大きさは5センチほどなのですが殻が重たいはずですから、中身の量を考えたら相当な単価なので覚悟が必要です。

そして、収穫される次期も5月~8月と決まっているので、1年中手に入るわけでもないです。

フジツボの美味しい部分は「卵巣」なので、産卵の準備が始まる前の季節は特に味がのるのでその時期が狙い目 !!
一番美味しい時期は、8月頃とされているのでせっかくなので旬な時期のものを手に入れて食べたいですね。

本場の青森さんを試しに食べてみるもよし!!
難易度はかなり高いですけど可能性はゼロではないので、頑張って海から食べれるサイズになる種類のフジツボを手に入れてくるのもありなので一度はこの珍味を楽しんでみてください。

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