
風邪やインフルエンザで寝込むと、無性に食べたくなる食べ物ってありませんか?
いやっさすがにグッタリしている時は何も食べたくないですけど、少し症状が落ちついて食欲が出てきたら食べたくなる食べ物ってありますよね。
あれって実は、身体が本能的に求めていたりするんです。
しかも、ちゃんと意味があって。
身体が求める食べ物たち
グッタリ寝込んでダウンした時に食べたくなる物は、人によって違いがあると思います。
とりあえず、「好きな物が食べたい!!」って思うかもしれませんし、「とりあえず消化によさそうな物で…」といったパターンの場合もあるかもしれません。
でも、そんなキツイ状態の時に、定番となっているあの食べ物が食べたくなりませんか??
リンゴ

やっぱり風邪やインフルエンザの時には、『リンゴ』は外せない!!
という方も多いのでは??
むしろ、リンゴは色々な病気の時にもお見舞いになるほど重宝される果物ですよね。
でも、なぜリンゴが病気の時に食べる代表的な存在かご存知ですか??
これは、イギリスのことわざになっている言葉です。
An apple a day keeps the doctor away
つまり、リンゴを1日に1個食べれば身体にいいので、医者を遠ざけると言われています。
そんな力があるリンゴだからこそ、病気の時になってからも力を発揮してくれるのです。主だった栄養素は、以下のようになっています。
・抗酸化物質
・リンゴ酸
・食物繊維
・ビタミンB、C
・ミネラル
見事に揃った健康要素となっていますね。
特に、食物繊維(ペクチン)で、腸内環境を整えてくれます。そして、抗酸化物質(ケルセチン、ポリフェノールなど)が活性酸素を抑えてくれるので免疫力の向上に貢献してくれるのです。病気でダウンしている時には、腸内環境も悪くなりますし、腸内活動そのものが衰えてしまいますからね 😥
さらに、「リンゴ酸」にはクエン酸やシュウ酸が含まれているので、疲労回復を促してくれます。熱や咳でも、かなり体力を消耗しますからね。
これは、ありがたい!!
果肉と皮の間に一番多く含まれているので、皮ギリギリか皮ごとがいいのですが、体調が悪い時にはさすがに皮ごとを難しいですからそこまで気にしないでもいいと思いますよ。
とまあ、まだまだ説明したいのですが、次の食べ物に移りますね 😀
パイナップル

パイナップルは、少々好みが出るかもしれませんけど、こちらも定番の食べ物となっています。
パイナップルとはいっても、生の物よりも缶詰の物を食べることの方が多いと思います。
生パイナップルも、輸入物が1年を通して手に入る時代となっていますから、生パイナップルを食べている人も多いのでは。
でも、夏の果物のイメージのはずのパイナップル。
何がどういいのかといいますと。
やはり特有の栄養素が関係しています。
・プロメライン
・食物繊維
・ビタミンC、B1
・ミネラル
パイナップルで注目すべきは、「プロメライン」というタンパク質分解酵素です。
プロメラインは、酢豚にパイナップルを入れる理由となっている存在。タンパク質を分解して、肉を柔らかくする効果があるのです。
でも、それが風邪やインフルエンザの時に役に立つの??
と思うことでしょう。
あるのです!!
このプロメラインは、体内のタンパク質の分解も手伝ってくれるので、体調が悪い時に弱った胃腸の働きを手伝ってくれるのです。
さらに、凄いのが腸内の腐敗物の分解までしてくれる作用があるので、腸内環境を整えてくれるため免疫力を向上させることができるのです。
これだけでなく、喉の痛みや咳を緩和してくれる力もあるので、風邪やインフルエンザの時に凄く助けてくれる効果的な食べ物なのです 😆
ただし、このプロメラインには弱点があって、熱に弱いので熱処理されている缶詰やジュースよりも、生で食べた方が効果が高いです。
もちろん、缶詰の状態でもゼロになるわけではないです。
ジュースに関しては、100%のものを選ばないとあまり効果が期待できないかも…
ちなみに、南国で育つ野菜や果物は、身体を冷やす効果があります。
パイナップルは、熱で上がった体温を下げるためにも欲しくなる理由の一つかもしれないです。
桃の缶詰

あえて「桃」ではなくて、「桃缶」こと桃の缶詰です。
風邪やインフルエンザで寝込むと、パイナップルもですけど缶詰が食べたくなりますよね。
甘い物が食べたくなるので桃缶が欲しくなるか!?
というと、それも一理あるんでしょうけど、どうやらそれだけではないようです。
・食物繊維
・ビタミンC、E
・葉酸
桃缶は、アメリカの研究によると加工する事で桃の細胞壁が壊されて、ビタミンCと葉酸が生の桃よりも多く含んでいるんだそうです。
ビタミンCは、生の桃に比べると4倍も多いとのこと 😯 !!
葉酸は、赤血球の生産を助けてくれるビタミンの一種なので、ビタミンCと共に免疫力を強化してくれるわけです。
つまり、『風邪に桃缶』はかなり理にかなっている食べ物なのですね😛
全般的に甘い物が食べたくなる
他にも、ヨーグルトやプリン、ゼリーなども食べたくなったりしますよね。
果物にせよ、ヨーグルトやプリンやゼリーなどにせよ、全般的に甘い物が食べたくなることないですか??
これもやっぱり身体の反応で、というよりも体内への侵入者を撃退するために闘うために身体は疲弊しきった状態になるわけですよね。
そうなると、身体の司令塔になる脳も、身体の各部に指示を出し続けるために疲弊します。
脳がエネルギー不足にならないように、燃料補給を求めてくるのです。それが、『糖分』なのです。
糖分は脳にすぐに届くため、身体は健康な時でも疲れているとチョコレートなどの甘いものをもとめますよね。
風邪やインフルエンザの時にも、同じ状態になっているので甘いものが欲しくなるのです。
さらに、糖分といえば砂糖ですけど、砂糖の原料はサトウキビやてんさいですから、やはり南の食べ物。
身体を冷やす効果があるので、熱がある時などには身体が本能的に求めているのでしょう。
とはいっても、食べ過ぎは逆効果になるので禁物!!
適度に摂取し、一度に取り過ぎないのもポイントです。
どんなにしても、吸収できる許容量があるますし、身体もいつもよりも機能しきれてないですから 😀
身体が求める食べ物には意味があった
いかがでしょうか。
こうして考えると、『定番』となっているリンゴや缶詰の果物も、ちゃんと意味があって本能的に求めている食材だったりするんですよね。
ダウンしている時は、食べる物を食べるしかないですけど、缶詰は保存が効くので非常食にもなるし、風邪やインフルエンザでダウンした時にはサッと食べれるので是非ストックしておきたいですね。






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