コレステロールが気になる卵!1日に何個まで食べることができるか

卵を食べてますか??

卵は一年中手に入る食材ですが、コレステロールが高い食材というイメージが強いですよね。

卵に対する間違った見方や迷信で損をしていることもあるので、「たかが卵されど卵」だということに注目します。

卵は身体に悪い食べ物か

血中脂質測定

卵はコレストロールが高いので、「1日に1個までにしておくように」なんて聞いた事がある方も多いのでは?

高コレステロールの他の食材と比べると…。

食材名100グラムあたり
420ミリグラム
シラス390ミリグラム
たらこ350ミリグラム
豚レバー250ミリグラム

このように卵のコレステロールはトップレベルなので、確かにコレステロール値は高いですね。

と言う事は、身体に良くないのでは??
そんな風に思えますよね…

卵を食べ過ぎると死亡する説

『コレステロールが高いので食べ過ぎると病気になって死亡説』はよく耳にすると思います。

でも実際にはコレステロールは、血液中の約70~80%ほどが肝臓で作られたものなので、食事によるコレステロールは残りの20~30%となっています
もし、食事で摂取量が増えれば肝臓でコントロールして、コレステロールの生産を下げてくれています。

なので、卵の食べ過ぎでコレステロールが高くなって死亡することはありません。
ちゃんと身体でコントロールしてくれていますから。

もちろん、一度に何十個もいっぺんに食べても大丈夫というわけではないですからね。

卵の食べ過ぎは太るのか

卵を食べて死ぬことはなくても、「太る」ことはあるのか気になるところですよね。

どんな食べ物でもそうですけど、極端にドカッと食べ過ぎなければどうしても太る原因になってしまうもの。その点では卵も同じです。

特に卵はコレステロールが多いので、一度にたくさん食べればそれなりに肝臓が働かないといけなくなります。
ですから、肝臓に負担をかける食べ方は、身体の機能を肝臓に集中させることになるのでイコール太る原因にもなってしまいます。

つまりあくまでも、極端な食べ方をしなければ問題ないです。

ちなみに、コレステロールに加えて卵のカロリーに関しては、Lサイズで約85~90キロカロリーとなっています。

極端に高カロリーではないですよね。

というわけで、よほどの卵が大好きで止められない体質だと太る原因になってしまいますけど、そこまで問題になるカロリーでもコレステロールでもないので心配無用です。

卵で体臭がきつくなる

気になる体臭の臭いの一つに、「腐った卵」の臭いがあげられます。なので、卵を食べ過ぎて「腐った卵」の臭いになると勘違いされがち。

でも、腐敗臭の類がする時には、胃もたれなどの胃腸障害がある可能性が高いです。

他にも、「酸性食品」を食べ過ぎると体臭が強くなることがあります。

「酸性食品」
牛肉
赤身の魚

ご覧のように、その酸性食品に卵が含まれているんです。

対策としては、「アルカリ性食品」で中和すればいいわけです。

「アルカリ性食品」

ワカメ
もずく
ほうれん草
大豆製品

卵は何個まで食べていい

「卵を食べ過ぎなければ」と言われるても、「具体的には何個までいいの??」ってなりますよね。

厚生労働省では、5年おきに『日本人の食事摂取基準』を発表しているのですが、2010年まではコレステロールの基準値があったのですが、2015年からは設けなくなりました。

その理由については以下のように述べられています。

コレステロールの摂取量は低めに抑えることが好ましいものと考えられるものの、目標量を算定するのに十分な科学的根拠が得られなかったため、目標量の算定は控えた。 

日本人の食事摂取基準(2015年版)の「概要」から引用

そうなると健康のためにも自分で管理する必要がありますけど、大体何個ぐらい食べていいのか、目安を知りたいところですよね。

大人は何個まで食べてもいいのか

「大人なら一日に4個まで」とか「6個までならいい」といった声を聞きます。
実際には、何個まで食べていいのかについての正確な実験データがまだ出ていないため、現段階では制限はないといってもいいような状態です。

だからといって、一日に6個も7個も食べるとさすがに飽きてくるので、コレステロール以前に無理があるレベルですよね。

しかも、消化によくないので腹痛や下痢の原因となってしまうので、そういった意味では要注意。

では、どの程度を目安にしたらいいのか、性別などによって違いがあるんです。

女性の場合
コレステロールはホルモンの材料になるので、女性にとっては特に必要な存在。
特に、40~50代にかけて女性ホルモンの「エストロゲン」が急激に減少してしまうので、コレステロールが必要になってきます。
 
なので、2、3個程度ぐらいまでを目安にするといいです。
ホルモンの事を考えると、むしろもうちょっと多くてもいいぐらいですけど、他の食材とのバランスが大切ですからね。
 
男性の場合

男性に関しては、20代の時までは6個だろうと8個だろうといけそうですが、30代からコレステロールのバランスが重要になってきます。

 
なので、やっぱり2、3個程度ぐらいまでを目安にするのがほどよく飽きずに楽しめて、ちゃんと消化するためにも良い量になっています。

子供は何個まで食べでも大丈夫なのか

子供の場合は、3歳以下だと腸管がまだ発達していないため、『卵アレルギー』になる可能性があり得ます。

成長と共に落ちつくんですけど、しっかりと成長して落ち着くのは10歳ぐらいと言われていますので、それまでは生卵は避けて、火を通したものでも1日に1個にとどめておいた方がいいです。

毎日食べ続けても問題ない

毎日でも全く問題のない食材です。

むしろ、毎日食べた方がいいほどの栄養素がたくさん詰まってもいますから。

卵は栄養素が豊富

卵は、5代栄養素である『タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル』が豊富でしかもバランス良く揃っている完全栄養食品。
まさに、スーパーフード!!!!

とりわけ良質なタンパク質を取り入れる事ができるので、基礎体力の向上に繋がるのです。

卵のタンパク質は、アミノ酸がバランスが良いので、タンパク質に含まれるアミノ酸を評価する「アミノ酸スコア」という100点満点で表す数値が…

なんと!!満点の100点なのです !!!
さらに、アミノ酸スコアが高い他の食材のよりも、体内での利用効率がとても優秀‼️

ダイエット食品としても、この栄養素の優れたバランスで健康的に痩せて、太りにくい体質作りにもってこいなのですよ。

悪玉コレステロールと善玉コレステロール

コレステロールの質は大切

コレステロールと言っても、その質によって大きく意味が変わってしまいます。

健康診断の結果で出てくる血中脂質検査には、

LDLコレステロール = 悪玉コレステロール

HDLコレステロール = 善玉コレステロール

の数値を計測しています。

LDLコレステロール値は悪玉コレステロールのことなので、この数値が高いと、動脈硬化心筋梗塞の元になるため、確かにとても危険な存在です…

そのため、コレステロールと聞くと病気の発症成分の扱いですが、HDLコレステロールと呼ばれる善玉コレステロール」は、血管中から油分を運び出す働きをして身体をキレイにするために一生懸命助けてくれているのです‼️

卵は『レシチン』という、血管の中でベタベタとくっついている悪玉コレステロールを洗剤で洗うように掃除をしてくれて、善玉コレステロールに渡せして肝臓でキレイにするようにしてくれる優れもの‼️

このレシチンを豊富に含んでいるのが、卵の卵黄の部分なのです。

なので、卵は1日に2~3個ぐらい食べてもなんら問題が無いどころか素晴らしい働きをしてくれるわけです。

ただし…

生まれつき、肝臓などの機能が本来の最大の役割を果たしてくれない人もいます。
そのため、本来なら食べた物に合わせてできるはずのコントロールを上手にコントロールできなかったりするため、健康診断などのコントロール値の検査に引っかかってしまうのです。
そうした体質の場合は、病院に相談してみる事をお勧めします。

卵の中身で栄養が違う

卵の部分で栄養が違う

他にもたくさんの栄養が卵の中には詰まってのですが、それぞれの部分でその栄養が違っています。

卵白

白身の部分である卵白は、低カロリーでタンパク質のアルブミンが豊富なため、筋肉増加にとても向いている成分が多く含まれています。

なので、よく筋トレやダイエットに卵の白身が良いといわれるんですよね。

卵黄

黄身の部分の卵黄は、高血圧予防し改善する成分のコリン、眼病予防効果のある抗酸化成分のルテインが含まれているので、病気予防作用に優れた成分が多いです。

カラザ

卵を割った時にいる白い筋のような部分はカラザと呼ばれています。
黄身を支えるバネのような重要なポジションなのですが、パッと見気持ち悪いですし身体に悪そうだからと取る人が多いと思います。

しかし、そのカラザにはアミノ酸の塊りである「シアル酸」という成分を含んでいるのですが、その働きが本当に素晴らしいんです。

体内に侵入した、ウイルスにくっついて活性を抑えてくれるのでインフルエンザなどの予防効果あるのです。

旬によって違う栄養素

卵にシーズンがある

毎日スーパーに並んでいるのが、当たり前の
しかし、色々な野菜に美味しくなる旬な季節があるように、卵にも実はあるんです。

その時期が、春や秋などの涼しくなるシーズン

なぜ??
と思うかもしれませんが、ちゃんと理由があるんです。

卵を産む鶏にとって、設備内で温度調整はされてはいても夏は湿気も多いですし暑く感じるのは人間と同じ。

私たちが過ごしやすくなる秋や春の時期は、鶏にとっても快適な季節になるんですね。
そのため、鶏もその時期にはしかっりと栄養を蓄えてから卵を産むため栄養価も上がるわけです。

ですから、卵を美味しく、栄養豊富の状態で取り入れるのなら、が狙い目な旬な季節なのです。

卵は赤と白のどちらが栄養がある??

卵の色の違いは??

なんだか見た目からすると、赤玉の方が健康に良さそうな気がしませんか?
実際のところ買物をする時に、赤玉が安売りしているとそちらを選びたくなったりしますよね 。

しかし、卵の色で栄養成分が変わる事はないので、赤玉だから良いというわけではないんです。

なぜ色が違うのかと言うと、卵を産む鶏の色が白いと卵も白で、鶏の色が赤(茶色)だと赤い卵になるんだそうです。

黄身の色に違い

よく卵の卵黄の色が濃いと、良質の卵だと言われていますよね。
これも、ある意味正解で、ある意味では間違いでもあるんです。

黄身の色にも意味がある

卵の黄身の部分である卵黄の色はなんと…

鶏が食べる飼料の色素が反映されているだけなのです‼️

ですから、色が濃ければそれなりのこだわりの飼料を食べている可能性が高かったりしますが、逆に色が薄いからといって安くて質の悪いエサを与えているかと言うと、そうとは限らないんですね。

しかし、スーパーのタイムセールなどで、1パック10円ぐらいで販売されている卵は、値段相応の飼料や環境で育っているストレス卵なので、黄身を見ただけでは分からないですけどその覚悟で購入する必要があります。

おススメの取り寄せ卵

せっかくのスーパーフードなので、安心して食べれる卵の方がいいですよね。

近くのスーパーなどで手軽に良い卵が手に入ればいいですけど、どの卵がいいのか悩んだりしませんか??

ネットで取り寄せられる卵が増えているので、特におススメの卵をご紹介します。

広島県産 『世羅高原たまご』

・内容量 160個

水はFFCを飲ませて免疫力強化を図っています。新鮮さにこだわっているので、若いニワトリが産んだ卵をできるだけ早く出荷してくれます。

徳島産 『高嶺の卵』

・内容量 25個 + 5個の破損保証
・Lサイズ30個、Mサイズ30個、Lサイズ15個+Mサイズ15個から選択

徳島県知事から、「とく選」に認定された卵となっています。清流吉野川の地下水を使用し、オリジナルブレンドした12種類の飼料を与えことで、「水」と「エサ」にこだわってできた卵なんです。そして、ストレスを軽減するための設備を備えているので、安心して食べれることのできる卵です。

長野産 『さくらたまご』

・内容量 30個

信州伊那谷の自然に囲まれた、鶏たちにもリラックスできる環境で産まれた卵。やはり水はその自然豊かな環境で地下180メートルから汲み上げた天然水を使用。エサは、高価な飼料となる良質な魚粉をふんだんに与えています。生卵で安心して食べれることを意識しているので、生臭さがなく楽しめる卵となっています。

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